?をたくさん!

自分の意見は・・・?と迫られることが往々にしてある。
以前は何かこれだ!というものをを持っていたし、
いつも自分を明確に誇示する(いや、しすぎる)方だったと思う。
でもその裏側にはいつも、
こう見られたいという気持ちが強かったような、
無理矢理に自分をその理想に持っていなければいけないような、
そんな強迫観念にも似た感覚もあったような気がする。
だけど、最近自分は・・・と続く言葉がなかなか見つからないことが良くある。
そしてそうなった今、
不思議と若い頃よりも随分生き易くなってきた気がする。
自分という主観だけで生きてきた人生をより良く薄めてくれる家族がいて、
また、常に対極には別の答えがあることを忘れてはいけない育児がある。
育児は自分が忘れていた生き物としての感覚を取り戻させてくれるし、
子どものピュアでまっすぐな感性は、
大人が失ったものを思い起こしてくれたり、
こうあるべきというこりかたまった部分を簡単に壊してくれる。
子どもの頭には?がいっぱいで、
傍に居て、子どもの感覚で考えれば、
これまで常識と思っていたことまでが、
全部?に思えてくる。
大人の頭で考えない世界は、
常に好奇心で満ち溢れている。
だから歳を重ねるごとに、
もっともっと?をたくさん持ちたいと思っている。
?をたくさん持っている方が、
人生がより楽しくなるような気がする。
わかることよりも、わからないことに目を向けて生きていきたいし、
自分に対しても、常に?でいたい。
そんな、41歳の春(笑)

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