大海原での再会

ブログを続けていると、時々ビックリするような再会があります。
実はしょっちゅう面倒臭くて「やめよっかな」と思うのですが、
こんなときばかりは辞めなくてよかったな、
としみじみ思うのです。
六本木時代大変お世話になった
音楽に於いて大尊敬しているベーシストの方からメールが届いたり、
(このときはさすがに嬉しすぎて号泣しました)
名古屋時代のラジオのリスナーさんからも有難いことに
じわりじわりとメールが届きます。
今回はCDショップHMV時代に、
いつも友達と学校帰りに現れて、
わたしのDJタイムを盛り上げてくれた女の子から。
「今年結婚しました。」という彼女の年齢は30歳。
流れた年月の長さを感じずにはいられません。
15年という時を越えて届いたあったかメールに思わずじいんとなりました。
ひとりひとりに違う人生があり、
たくさんの出会いがある中で、
大好きな音楽とセットでわたしを覚えてくれていたことにも、
こうやってわざわざ心のこもったメールを書いてくれたことも、
ホントーに感動してしまいます。
DJデビューとなったHMVの職場では先輩に叱られよく泣いていました。
でもがんばってこの仕事を続けてこられたのは、
彼女たちの応援という支えがあったからこそです。
ネットは厄介なこともあるし、
アナログなわたしはしょちゅうネットの無い世界へ行きたくなります。
でも自分が経てきた道程の中で、
さまざまな人がわたしを支えてくれたことに
こうやって改めて気付かせてくれるのもネットだったりするのです。
当時未熟できちんと言えなかったありがとうの気持ちを伝えたい。
気持ちに行動が伴わなかったことを詫びたい。
そういった思いを時空を超えて可能にしてくれるネットってやっぱり凄い。
デジタルなやりとりなのに、
こんなにも心のこもったメールであったかい気持ちにさせるのも、
その手軽さ故、相手に迷惑をかけたり、
厄介なコミュニケーションツールにしてしまうのも、
結局は人の心ひとつなんですよね。

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