わたしのともだち。

隣の隣の部屋に住むタイのオトモダチが、
ご主人の仕事都合で先ほど京都に旅立ってしまった。
先日引越しの際に、もう会えないかも。
とゆんたくをしたけど、
今日もう一度沖縄を離れる前に少しだけ会うことができた。
・・・と書きながらも、
またこんな風に会えそうな気がしてならない。
明日朝、ゴミを出しにいけば、
ばったり会えるかも?
なんて、まだ思ってしまう。
警報機の誤作動で夜外に飛び出してしまったときも、
家で仕事に追われ、疲れきっていたときも、
ぐったり落ち込んで元気が無かったときも、
いつも彼女がそばにいてくれた。
電話番号もアドレスも交換する必要がない、
ノックひとつで会えるオトモダチ。
仕事のことも、家庭のことも、
互いの国のことも、
全く話は尽きなかったし、
いろんなことをシェアできる心から尊敬できる大切な人。
いつでも会えるという安堵感から、
先延ばしにして実現できなかった約束もたくさんあったけど、
また次に会ったときの楽しみに。
新しい生活が素晴らしい毎日でありますように。
+++
彼女が日本語で訳詩を書いた、
タイのCDをプレゼントしてくれました。
タイトルは「わたしのともだち。」
震災を経て、人とのつながりを更に大切に感じます。
身体は離れても、心はしっかりとつながっていられるように。

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