夏の宵

先週は仕事終わりが夕暮れ時という日が珍しく続いた。
平日は太陽が高い位置にあるうちに家路を急ぐという日が大半なので、
この時間帯に仕事を終えるのは、とても新鮮。
次々に灯る明かり、
庭先でまだまだはしゃぐ子どもたち、
蚊取り線香に混じって、
美味しそうな夕飯の匂いも漂ってくる。
夏の宵の風景は、
いつの日も変わらずそこに。
家に到着する頃には、一面藍色の空。
太陽は、1日の疲れを取り去りながら、いつの間にか姿を消していた。

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