ラジオに涙した1日。

10月はラジオ界にとって大きく変わる時。
J-waveで10年半続いたクリス智子さんのBoom townが終わってしまい、
FM沖縄では、玉城乃野さんが8年勤められたラジオカーレポーターを卒業されました。
長い年月の上に積み重ねられた努力と、
きっと努力してきた人だけがもつことができる大きな周囲への感謝を、
ラストの日に見せて(正確には聴かせて)もらい、
大きな仕事をやり遂げたその清々しい涙に、
思わずもらい泣き。
1日に何度も涙を流した日でした。
特に乃野さんは、プライベートでも親しくさせていただいているので、
本当に、昨日はいろいろとグッときた日でありました。
本当にお疲れ様でした。
そして、昨日、もうひとつ、大きな涙が・・・
昨日、名古屋の愛知国際放送radio-iが終了しました。
このことは、今年の春、
以前わたしのことを小林克也さんのブログで取り上げてくださった
阿南東也さんが投稿された克也さんのブログ記事で知りました。
(ひとつずつ記事のリンクが貼れないのですが、
是非FMという題の5月25日の記事をご一読ください。)
この局には、ZIP時代、
大変お世話になった先輩がいらっしゃることもあり、
(この記事に出てくるクリスグレンさんです。)
わたしも帰省中はよく放送を聴いていました。
かなりアダルトで選りすぐりの洋楽がたくさんかかり、
またインターナショナルなDJがたくさん登場する
とても上質なラジオ局でした。
だから本当に本当に残念でなりません。
DJのみなさんはおそらく、
放送上では言いたくても言えないことをこらえ、
リスナーのみなさんは、
大好きなDJの声が聴けなくなるのみならず、
局自体が姿を消してしまうことについて、
本当に辛く寂しい気持ちで一杯だと思います。
クリスさんはじめ、DJのみなさん、
それからリスナーのみなさん、
それぞれの思いがあり、
最後の最後まで、閉局という光の見えないゴールに向かって、
DJとリスナーがひとつになり、
署名を集めたり、
出資してくれる人を探したり、
その思いは報われない結果となったのかも知れないけど、
ここにこそ、ラジオの素晴らしさがあると思いました。
一方的ではなく、相互で成り立っているものがラジオであり、
他の媒体ではこういうことは成し得ないと・・・
radio-iでつながっていたみなさんの思いが、
きっとまた違う形で実を結ぶことを祈ってやみません。
クリスグレンさんBlog

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