向かう先は?


目に見えるものより、見えないもの。生きる上でも、何をしているか?よりも、どこに向かっているのか?が大切だということを、最近よくよく考えている。人の価値はそういうところにあると思うし、自分について考えるときも、誰かと接するときも、目に見えないところに意識を向けていこうと、いつも思っている。
幸せの教室は、トムハンクスが実生活に基づき制作、監督、脚本、主演をこなし、短大時代、異世代交流の中に自分を置いたことによって学んだ経験がベースとなっている。どんな境遇でも運命を素直に受け入れ、何事も恐れない強さと勇気を持つことができれば、人は必ず自分らしく充実した人生を送ることができるのだろう。向かう先を見つめる主人公の視線がぶれないのは、独自の価値観や人生観を持ってこそ、はじめて手に入れることが出来る、自分だけの、たったひとつの人生の道標を持っていたから。映画館からの帰り道は、自然に足どりも軽くなった。人生で手に入れたいものは、きっと、自分にしか価値のわからないものばかり。オリジナルな幸せを感じながら、精一杯生きて行きたい。
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幸せの教室

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