小橋川剛右 木芸展に行ってきました。
会場に入った途端、木の香りが充満していて、炎天下の中歩き疲れた体が一瞬で蘇りました。木のぬくもりに人の手が加わることで、更にやさしく力強くあたたかく、触れるだけでとてつもないパワーを感じました。屋久杉を使ったジュエリーや琉球松の家具など、いずれも木そのものの雰囲気を最大限に生かし大切に作られた印象。さりげないのに凄い存在感・・・これぞまさしく木の魅力。スタッフの上原さん曰く「木は傷がついたところを再生するために、自分で濃い樹液を出すのですが、その部分が木の中で一番価値がある部分になるのです。」と。作者の小橋川さんは、「斜面に立った木は不利な立地故に一生懸命逞しく生きていこうとする。またそういう木にもものすごい価値がつくのです。」と、木に愛情をこめて語ってくださいました。傷ついた分だけ美しくなれたり、逆境ほど立派に育つ木の生き様!(というのかわからないけど(笑)木ってすごいなーと改めて感じたのでした。
個展は昨日で終了してしまいましたが、八重瀬にGRAINというSHOPもあるので、お近くに行かれる方は是非覗いてみてください。わたしも近日中伺いまーす!
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木のパワーを浴びる。
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祈る心を観る。

平山郁夫展に行ってきました。三蔵の苦難をなぞるように、生涯をかけ、150回もシルクロードに足を運び、仏教伝来の道を描き続けた平山さん。作品完成まで30年の歳月をかけ、デッサン画は4000点以上にも及んだといわれています。
日本、アジア、そして心の中に至るまで、平山さんのフィルターを通った情景には、国境が全くありませんでした。囲いを取り払われた絵の中には、確かな平和が存在していて、一見、静かで穏やかなのに、情熱的に雄弁に語りかける不思議。静と動、陰と陽、混沌のはざまに見えるゆるぎない思い・・・圧巻でした。薬師寺の夕べは特に凄かったです。(改めて薬師寺に行きたくなってしまった・・。)導かれるまま、心の旅をぜひ。県立美術館で6月23日まで。 -

無国籍ファブリック
衣替え+要らないものもあれこれ捨てて(ゴミ袋大×3)掃除欲満々な今週!
どうか、モチベーションが持続しますように!(笑)
玄関ののれんも夏ぽくしたいなぁと思っていたら、発見!ひと目惚れファブリック!

アジアのものかと思いきや、Les Touristes というフランスのものだった。
調べてみると、フランス人の男性ふたりがその名(旅行者という意味らしい)のとおり、
旅を通じてインスピレーションを受けたものを商品にしているそう。
フランス人が、アジアに行って、ひらめいた模様なのかもね、と思うと、尚更素敵。
物語を感じるものって良いですね。
悩みに悩んだけど、連れて帰ってきて本当によかったー。
長方形の布だったので、棒に吊るせるように縫ってみた。
でも、のれんのように真ん中をぶった切って縫う勇気は裁縫苦手な自分にはなく、
潜り抜けにくいと家族にブーイングされている。
やはり縫うべきか。でも失敗したらせっかくの布が・・・。
迷うところだ。
先日までのれんにしていた布はアジア製。
なのにどことなく北欧の香りもするお気に入りだったのだが、
(こういう無国籍なものにめっぽう弱いのです。)
こちらは切って縫って、PCデスクの棚に利用することにした。

家をキレイにしたい欲は増すばかり。 -

大磯妻・大撮影会。
昨日は珍しく家族全員休みでした。
「海へ行きたい!」というムスメのリクエストだったので、それならば、と、
大磯妻を連れていくことにしました。というのは、
購入したnico cafeさんから「写真を送ってくださいね。」と言われていましたが、
折角沖縄に嫁いできたからには、沖縄らしい写真が撮りたい!
ということで、ずっとどんよりとした長い冬が終わるのを待っていたのです。満を持して海へ。
がしかし、いざ、海へ行けば、わたしよりかなり前のめりな感じで、
ムスメ&旦那の妻撮影大会が白熱し始めてしまい・・・

ムスメ作。

妻、初めての沖縄の春を思い切り満喫!
日焼けを気にする妻。
クローバーの飾りはムスメがつけました。続いて旦那作。

妻、初めて沖縄のビーチに降り立つ。※本当に直立しているぞっ!!!
夕陽をバックに佇む妻。 (後ろの親子で友情出演してみました。)・・・そして、結局かなり出遅れた感のあるわたし。

タイトル「こんなはずじゃなかったよね。」

妻も一緒に黄昏れてくれました。
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追記nico cafeさんに写真を送ったところ、
この撮影会の様子をブログにリンクしてくださっています(笑)しかも、「沖縄妻」と命名も頂きました。
沖縄妻です。どうぞよろしく(笑)
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初・紅型体験。
ムスメが総合という授業で首里を調べる課題があり、紅型を選択したそうです。自分でノートPCを駆使し、あれこれ調べているうちに、作ってみたい!となり、その場で予約。電話で聞けば、職人さんに直接質問もできるとのことだったので、今日の午後行ってきました。向かった先は首里琉染という復帰後すぐ誕生した歴史ある工房。飛騨の合掌造りをイメージして作られた建物は、とても赴きがありました。


電話予約の際に、お話したことをちゃんと覚えてくださっていて、ムスメにわかりやすく紅型の説明をしてくださいました。着物はすべて自然染料で作られているそうで、例えば食品にも使われているコチニール色素は、実はサボテンにつく寄生虫の体液(ちょっとヒョエーッ!ですよね(笑)その体液から鮮やかな紫色を出すのだそう。知らない間に虫を体内に取り込んでいたことに軽くショックを受けつつ(笑)興味深い話がたくさん。紅型は日本の友禅や、中国の影響を受けつつ、独自にうまく融合させているところなど(例えば桜と紅葉が一緒に描かれたり)沖縄らしい豪快さが特徴なのだなぁと思いました。実際の色差しも、細かな取り決めがなく、とにかく自由。沖縄らしさここに、という感じでとても楽しかったー!!!

ムスメは好奇心の塊で、何に対してもとにかくアクティブ。こうしてわたしもさまざまな体験をさせてもらい感謝しています。今日は良く歩き、良く塗り(笑)家に帰ればすぐさまふたりでソファで爆睡してしまいました(ムスメはまだ眠っています(笑)最後の水元という工程は自宅で行うので、完成したらここに載せますね。楽しみー! -

マリーアントワネット物語展

伝統、贅、気高さ、誇り・・・いろんな形の美。色やデザイン模様、素材などの観点から見てもとても面白く、人物像に迫れば、意外な部分も多く、十人十色いろんな楽しみ方がありそう。凄くおススメです。これはドレスの間。溜息が出ましたよー。LPで鑑賞券プレゼントあります! -

弱ったときの勘三郎さん。
以前NY在住の姉から、平成中村座NY公演の話を聞いて、逆輸入な形で勘三郎さんに興味を持つようになった。台詞ひとこと、一瞬で観客を魔法にかけたように魅了し、そこから最後の最後まで引き込み続ける芝居力。初めて勘三郎さんの舞台をTVで観たときの感動は今でも忘れられない。昨日はやりたいことだらけで気力はあれど、体力はついてこずという1日。こんな日は勘三郎さんだ!とNYでの公演、法界坊を鑑賞。茶目っ気たっぷりの法界坊がどんどん狂気をはらんでいき、やがて怨霊となるまで芝居でとことん魅せきった後、大喜利での双面、ふたりの女性の心の内面を表現していく舞踊は圧巻としか言いようがなく、見得を切る勘三郎さんに涙、涙、涙となりました。やっぱり弱ったときには勘三郎さんの舞台かフレディのライヴ(笑)命をかけ、魂を込めた仕事ぶりには、生きる力を必ずもらえます。

法界坊にも、ドリフのコントの原点のようなシーンがあり(これは串田和美さんの演出によるところも大きいと思うのですが。)学校から帰ってきたムスメが興味を持ちそうなシーンをダイジェストで見せたら夢中になり、今度全部観たい!と。笑いと涙、人情たっぷりなところは、幼い頃から父の影響で観て育った藤山寛美さんの舞台にもつながっていくし、歌舞伎は日本の舞台の原点なのだと確認させられる。ところで、法界坊を観ていたらビックリするようなことが!2歳か3歳くらいの頃父が入院していたことがあったのだが、確か退院の日、名古屋の御園座で歌舞伎を何故かふたりで観た記憶が急に引っぱり出されてハッとなったのだ。幼い頃のこういう経験って、きっと、細胞に刷り込まれたような感覚で、普段使っていない部分で覚えていることなのだろう。ムスメにも今度じっくり観せてあげよう。 -

2日目。
昨日は歯医者に行ってから今年ラストのメインプレイス取材へ。この1年も大変お世話になりました!取材中珍しく腰が痛み出し、てもみんへ駆け込むと、「重い荷物持ちましたか?歩きすぎましたか?」とすべて的中(苦笑)ひとりになった途端張り切りすぎた^^無理は禁物ですね。
でも腰が少し良くなったのでここでおとなしく帰る訳がなく(笑)ずっと見たかったアジアをつなぐ~境界を生きる女たち~を県立美術館で。その名のとおりアジア出身の女性アーティストの作品ばかりで、かなり見応えあり。女性は宇宙と表現されるけど、その懐の大きさも、逆に女性ならではの細やかな部分も、すべてひっくるめて凄い生き物だと再認識。そしてそんな神秘を借りて自分も生きているんだという実感が物凄かった。また沖縄をはじめ各国で女性が強いられてきた現実と、それをくぐりぬけて芸術を生み出す力はとても感動的で、わたしも何かを生み出したい衝動にかられました。おっと、ここで喋りすぎてはいけない。今日のOAでも話しますので(笑)沖縄初の国際美術展とのことですが、これからもどんどん増えてほしいと願うばかりです!

このピンクの部屋もありました!(生で見ると圧巻です!)
家に帰ってからは番組の準備を2週分+来月のイベントの台本を書いたり、で気が付けば夜になっていて慌てて電気をつけました(笑)ひとりだとどこまでノンストップなのだ?>自分^^仕事に没頭できることはとてもしあわせなこと。やっぱり仕事が好きなんだなぁ。
その後のひとり飯!今日はアランデュカスの下で修行をしたという、ブノアの小島シェフのブロッコリーペンネをローズマリーを入れて少しアレンジして作りました。(これもOAで紹介します(笑)とっても簡単で美味しいので是非お試しを!それとクラコットの上にクリームチーズ&りんご、アボカド&えびをフレンズを見ながらバリバリと。2日目も楽しく終了!

さぁ今日がいよいよ仕事納め。今年最後のLPどうぞご一緒に^^




